墓じまいをするメリットとデメリットを説明する前に、墓じまいや改葬が年々進んでいる理由を申し上げます。

墓じまいや改葬の増加が年々進む理由

近年では、墓じまいや改葬は、年間で11万件以上も行われています。
厚生労働省の調査では、墓じまいを含む改葬件数は年々増加傾向にあります。
2010年での墓じまいを含む改葬件数は、年間71,800件でしたが、2020年には117,772件と、改葬件数は10年間で約1.6倍に増加してきました。

改葬(かいそう)とは何か?

墓じまいをする上で、改葬(かいそう)は必然的に行うことになります。
改葬(かいそう)とは、埋葬されている遺骨を他に移すことです。

近年なぜ墓じまいや改葬が増えているのか?

近年なぜ墓じまいや改装が増えている理由は、遠方の大学へ進学してそのまま就職、転勤などにより地元を離れて生活する人が増えたことが一番の理由としげ挙げられます。

墓じまいや改葬をした理由のランキング

遠方にお墓があるから

仕事や結婚などによって、先祖代々のお墓から遠くの離れた場所で暮らしている。

墓守が途絶えるから

ライフスタイルの多様化により、結婚をしない独身者が増えたことや結婚しても子供を儲けない家庭が増えたことにより、墓守が途絶えるケースもあります。

管理費が掛かるから

お墓を継承したものの、維持管理が負担になり困ることもあります。

上記のような理由で、居住地の近くにお墓を引っ越したり、自分の代で墓じまいを考える人が増えています。

それでは、いよいよ、墓じまいや改葬をするメリットとデメリットについてご説明します。

墓じまいや改葬をするメリット

1.無縁墓になる心配がなくなる
2.お墓の承継者の手間や負担が減る
3.お墓の維持費用がかからなくなる

「お墓をこのままの状態で招来的に維持できるのだろうか?」
子供や孫など将来のお墓の後継者いない場合やお墓参りに行く機会が少なくなっている状況において、将来的なお墓の維持でお悩みを持たれている方が多くいらっしゃいます。
このように、将来的なお墓の維持管理が難しいとお悩みなら、お墓が荒れ果ててしまわないうちに、いっそのこと、墓じまいをして、他の方法で供養をしていくことを決断されることをお勧めいたします。

墓じまいや改葬をするデメリット

1.墓じまいに大きな費用がかかる
2.申請や手続きの手間がかかる
3.お墓を取り巻く関係者とのトラブルになる

墓じまいをするデメリットは「とにかく大変」ということに尽きます。
まずは、お墓の解体と撤去工事には多額の費用がかかります。
それに、親族やお寺、墓地、自治体など、お墓を取り巻く関係者と連携を取りながら話をまとめていかなければ、トラブルになる可能性が高くなります。

特に、親族やお寺の住職と事前にコミュニケーションを取って理解していただかないと、後々トラブルに発展してしまうケースもあります。

墓じまいをスムーズに進め、トラブルを回避するためには、適切な段取りを理解した上で、手順に沿ってお墓じまいをすることが重要なポイントとなります。

墓じまいや改葬をしないで放置しているとどうなるか?

墓じまいや改葬をしないで、お墓の面倒をみる人や故人の供養をする人が途絶えてしまうと、無縁墓(むえんぼ)となってしまい、放置状態になってしまいます。

お墓の維持費(年間管理料)の相場は3,000円〜20,000円ほどです。
もし、お墓の年間管理料を支払わずに滞納し、督促を無視し続けてしまうと、墓地から訴えられる場合もあります。

そもそも、お墓掃除をしないまま放置状態にすると、お墓が汚れたり雑草で埋め尽くされたり荒れ果ててしまいます。
自分達でお墓の定期的なお掃除などのメンテナンスができない場合は、定期的に「お墓掃除・お墓参りの代行サービス」を利用する手段もあります。

これからは、5年、10年、20年と将来を見据えて、自分達がどのようにお墓の維持をしていけるのか考えてみることをお勧めします。

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