無縁時代の終活研究会

終活は、まだ早いと思ったときがはじめ時！

人生100年時代、「老後資金」と「仲間」と「生きがい」が重要です！

終活とは「人生の終わりのための活動」の略称であり、自らが将来の死を意識して、より良い最期を迎えるための準備を行う大切な活動のことです。
もちろん、遺された家族の負担を減らすためにも有効な活動となりますが、終活の最大の目的は、自分の残りの人生を充実させる手段としても最も有効な活動だといえます。

「無縁時代の終活研究会」では、終活のポイントや必要な準備について詳しく解説していきます。

高齢者が抱えている問題

日本は世界でも有数の長寿国ですが、「無縁時代」を迎えることによって、「孤独な高齢者」が急増してさまざまな問題が生じるようになりました。

超高齢化社会を迎えて、高齢者が抱えている問題の大半は、「お金」と「人間関係」、「生きがいの無さ」です。

〇お金の問題
老後資金は公的年金だけでは足りない。
貯金を切り崩しながらの生活がいつまで続けることが出来るだろうか？

〇人間関係の問題
「孤独」住んでいる地域に信頼して親しめる友人知人がいない。

〇生きがいの無さ
生きがいを感じる仕事や趣味が無い。そもそも、長生きをしたいと感じていない。

終活の意義

結論から言うと、終活の準備は全ての方に必要不可欠です。

１．後継者がいる方や相続財産の多い方

認知機能が、しっかりしているうちに、病院に入院するときや介護施設に入所するときに、誰に「保証人」を依頼するか、資産相続、お葬式、お墓の手配をどのようにするかなどについて決めておくことが大事です。

（重要）遺産相続を前提とした問題解決

①会社などの事業承継をする場合は、後継者を誰にするのか考える必要があり、親族または社内の人間、もしくは外部の人間を登用するのかを検討しておかなければなりません。

②遺産相続を前提とした不動産、有価証券などの財産処分を検討されることも必要です。

〇相談窓口：一般的な専門家

終活アドバイザー、遺品整理業者、税理士、行政書士、司法書士、社会保険労務士、弁護士など

２．後継者がいない方や相続財産の少ない方

おひとりさま（独身）やおふたりさま（夫婦二人暮らし）などの後継者がいない方は、認知機能が、しっかりしているうちに、病院に入院するときや介護施設に入所するときに、誰に「保証人」を依頼するか、資産相続、お葬式、お墓の手配をどのようにするかなどについて決めておくことが大事です。

〇相談窓口：行政の相談窓口

地域包括センター、社会福祉協議会、市役所（区役所）など

無縁時代でも安心！終活の備えあれば患いなし

人と人とのつながりが薄れる現代社会で、「身寄りが全くない」、「親戚がいても遠距離などで10年以上関わっていない」など、自分に何かあった時に頼れるご縁が無く「孤独」な人が増えている時代背景を「無縁時代」と呼びます。そして、誰にも知られずに人生最期を迎える無縁死（孤独死）を迎える人が増えています。

行政の相談窓口を活用することをお勧めします。

①「葬儀をしてくれる人がいない」
②「入院時に頼れる親族がいない」
③「認知症になったときのお金の管理が心配」
などのお悩みのある方は、行政窓口へご相談ください。

具体的な終活のポイントや必要な準備

必要な準備：エンディングノートの作成（遺族が困らないようにする。）
終活のポイント：医療や介護の準備、保険の見直し、老後資金の確保、生前整理、相続対策、葬儀やお墓の手配、遺言書の作成など
終活を支える仲間や専門家の活用方法
終活を通じて生きがいを見つける方法

【まとめ】人生の終り支度は多岐にわたります。

終活で考えておくべきことは、お葬式とお墓と相続だけだと思われている方も結構いらっしゃいます。
中には、あまりにも多くの事が終活に含まれることから驚かれる方も多いかと思われます。
自分の想像する理想的な未来を実現していくために、今から何をどのようにしていかなければならないかを考えることが終活です。

１００人いれば、１００種類の終活があるのです。

無縁時代においては、すべの方にとって終活は必要不可欠であり、自分や大切な人のためにしっかり準備しておくことが重要です。