今回は、平成21年式 ダイハツ タント(型式:DBA-L375S)のフロントブレーキパッドを交換しましたので、その作業手順を紹介します。
準備した工具・部品
- フロントブレーキパッド(新品)
- フロアジャッキ、ウマ(リジッドラック)
- 17mmメガネレンチ(ホイールナット用)
- 14mmラチェット(キャリパーボルト用)
- マイナスドライバー(こじ開け用)
- グリス(スライドピン用)
- トルクレンチ(締め付け確認用)
◆作業手順
① 車両をジャッキアップし、ウマで支える
平坦な場所に車を停め、輪留めをかけて安全を確保したうえで、ジャッキアップ。左右どちらか一輪ずつ作業します。ウマでしっかり支え、安全を確認します。
② ホイールを取り外す
17mmのレンチでホイールナットを外し、タイヤを取り外します。
③ ブレーキキャリパーを外す
キャリパーの下側のボルト(14mm)を外します。上側はヒンジのようになっているため、キャリパーを上に開くように持ち上げます。
④ 古いブレーキパッドを取り外す
キャリパーを開いた状態で、左右のブレーキパッドを取り外します。固着している場合は、マイナスドライバーでこじって外します。
⑤ ピストンを戻す
新品パッドは厚みがあるため、キャリパーのピストンを戻す必要があります。専用のピストン戻しツールや、Cクランプなどを使ってゆっくりとピストンを押し戻します。
※ブレーキフルードがリザーバータンクからあふれないように注意。
⑥ スライドピンの清掃・グリスアップ
スライドピンを一度引き抜いて古いグリスを拭き取り、新しい耐熱グリスを塗布して戻します。動きがスムーズになるよう確認。
⑦ 新品のブレーキパッドを取り付け
内側・外側それぞれに新品のパッドをセットします。異音防止のためにパッド裏面にグリスを少量塗ることもあります(製品の注意書きに従う)。
⑧ キャリパーを元に戻し、ボルトを締める
キャリパーを元の位置に戻し、取り外したボルトを確実に締め付けます。締め付けトルクは約25N・m前後(整備書に準ずる)で確認。
⑨ ホイールを取り付け、締め付け
タイヤを取り付け、ホイールナットを仮締めしてからジャッキダウン後、規定トルクで本締めします(約100N・m)。
◆仕上げ・確認
- エンジンを始動し、ブレーキペダルを数回踏んでパッドをなじませます。
- 異音や違和感がないかを確認し、試運転してブレーキの効き具合もチェック。
◆作業時間
約40分~1時間(左右両方の交換作業)
◆費用の目安
- ブレーキパッド部品代のみ: 約3,000円〜5,000円(社外品の場合)
- 工賃込み(整備工場依頼時): 約8,000円〜12,000円程度
※料金は地域や依頼先によって異なります。参考価格としてご覧ください。
ご自身で交換する場合は、工具の準備と安全対策が必要ですが、コストを抑えられるのが魅力です。興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!







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インターネットマーケティングコンサルタントの大内雅司です。
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